発達検査 まとめ記事②
こちらは
の続きとなります。
発達検査の記事を書くため、いろいろと調べているうちに、後学のためにもきちんとまとめておきたいな、と思いまして。
ここで検査についていったん整理させていただきたいと思います✋
まず、乳幼児期に発達や知的に遅れがありそうな場合「検査をしましょう」と言われるかと思います。
発達について検査をしましょう=発達検査をしましょう、
ということで通称として「発達検査」となんとなく呼んでいますが、厳密には発達検査と知能検査の2種類があります。
発達検査
発達指数とは、日常生活や対人関係などにおける子どもの発達の規準を数値として表したしたものであり、数値をDQという単位で表します。発達検査では「発達年齢(発達の状態がどのくらいの年齢に相当するか)」を「生活年齢(実年齢)」で割り、100を掛けて発達指数を算出します。発達年齢と実際の年齢が同じ場合、発達指数の値は100と計算できます。そのため平均は100前後とされています。
主な検査方法
乳幼児発達検査、新版K式発達検査など
発達指数を調べる主な目的
1. 子ども一人ひとりの発達状況を理解すること
2. 発達段階に合った適切な学習指導や支援を受ける際のヒントを知ること
発達検査によっては粗大運動やコミュニケーション、生活面など領域ごとの指数が出るものもあり、その子の得意や苦手、経験不足などが細かく把握できます。
※主に発達検査は知能検査の実施ができない乳幼児を対象とすることが多いが、知的障害がある場合は知能検査だけでは発達の状態や障害の度合いを把握することが難しく、児童期以降も発達検査を受けることがあります
知能検査
知能検査とは、主に物事の理解、知識、課題を解決する力といった、認知能力を測定するための心理検査の一つです。知能検査の結果は、IQ(知能指数)=知能のレベルを評価するための標準化された尺度で表されます。検査は、精神年齢、IQ(知能指数)、知能偏差値などによって測定されます。IQの値の範囲は測定の手段によって異なりますが、一般的に平均値を100として比較可能な分類がされます。
主な検査方法
ウェクスラー式知能検査、田中ビネー知能検査、KABC心理・教育アセスメントバッテリーなど
発達指数を調べる主な目的
発達支援や学習指導、就学前健診、療育手帳の判定など
以上から鑑みると、通常では幼児期は「発達検査」、児童期以降は「知的検査」を行うようですが、うちの太郎の場合は知的障害が重いため、児童期以降もずっと「発達検査」を行っていました。
ただし、療育手帳の判定では「知能検査」を行っていますが、IQだけではなく、他の検査や問診・面接などとあわせ、総合的に判定が下されるようです。ちなみに、発達検査でのDQ値と、知的障害でのIQ値が同じくらいとも限らないんですよね。
発達障害の特性の一つとも言えそうです。
とりあえず、検査についてざっくりまとめてみたところで、③では太郎のこれまでの検査での様子について(とはいえ本人は語れないので大した内容ではないですが)まとめてみたいと思います。